2014年9月1日

MURDERED 魂の呼ぶ声










主人公の刑事がゴーストになって、自分を殺した犯人を追い詰めていく、ひと夜のお話。
プレイ時間は短めです。クリアしたので簡単な感想。






主人公のロナン

・刑事だけど、元はストリートで育ったチンピラ。服役もしてる
・最愛の女性ジュリアに出会って、まともな人生を送る決意をする
・ジュリアの兄が刑事だったので、手を回してもらい警察官になったという経緯がある

ロナンの上半身には、今までに犯した犯罪のタトゥーが履歴書代わりのようにびっしり入ってるんです。
このタトゥー、ちょいちょい会話や記憶に出てくるんだから、じっくり見たかった。

服を脱いだロナンをクルクル回転させて鑑賞できるクリア特典あるんじゃ…!!
と期待していたけどそんなものは無かったわ…。

あと、これは意識してそう作られてるんだろうけど、生きてる時のロナンより、ゴーストになった半透明の青っ白いロナンのほうが、数倍イケメンだったりするのだ笑。


ストーリーはロナンを殺した犯人探しがメインだけど、ロナンそのものにもスポットを当てているので、ロナンが好きだとこのゲームはより楽しめると思います。



ロナンが必死にベル・キラーを追うのは、自分が成仏するため。

というのも奥さんのジュリアは3年前に死んでしまっていて、ロナン自身、もはやこの世に未練はない。
で、自分も死んでジュリアに会って大喜びするんだけど、あの世にいるジュリアと違ってロナンはこの世とあの世の狭間にいる状態。
またジュリアと一緒になるにはベル・キラー逮捕して成仏しないといけないらしい。
そのため、殺された無念さや悲惨さはあまり感じられないです。





ロナンを殺した犯人『ベル・キラー』



ゴースト主人公ならではの能力が使えるのが楽しいです。
憑依とかポルターガイストとかテレポートとか。その場に残る念(?)を可視化したり。

壁や人をすり抜けられるのは結構面白い。
ただドアから出入りしないと方向が分からなくなることもあるかなー(自分が方向音痴だからかな)
生きてる人間には見えない、その土地に留まる建物の記憶(ロナンの目にはグレーに見える)は通り抜けられなかったりする。

基本は現場に行き、調査して推理するというシンプルな流れ。
他のゴーストを助けて成仏させるサイドクエストもあります。










ゴーストのロナンが出来ないこと(物を動かしたり人に話しかけたり)は、
霊能者のジョイに助けてもらう。
というかこの娘がいないと何にもできないので、嫌がるジョイに付き纏うストーカー霊に見えなくも無い。





「文句の多いガキ」「死んでるくせに何の役に立つの」
と、終盤までギャーギャー言い合ってるくせに
最後はジョイの危機に、必死になって助けに行くあたり
おっさん&少女コンビあるある。

ロナンの声が山寺宏一さんだし、ジョイが勝気で生意気な口を利くので
ラスアスのジョエルとエリーを思い出したり。

触れ合えないんだけど、握手(のフリ)をするシーンが好きだー。


犯人の正体は、途中でコイツじゃないかな!?と早い段階で判ったりするけども、
最後、衝撃の事実があったりして楽しかった。
この衝撃の事実、かなりショックだと思うんだけど…割とあっさり受け入れたような? 
もうちょっと苦しんだりしないのかな。


ラスボス戦は、まあ…ぶっちゃけ戦闘してないw
ここらへん、ドラマにすると面白そうです。ゲームだと微妙かもしれない。

悪霊との戦闘はあります。後ろからそーっと除霊するのでステルス戦闘みたいな感じ。
悪霊はゲームの進行と比例して、だんだんイヤらしい配置になっていきます。

セイラムが舞台なんですよ。実際のセイラムの町並みもあんな感じなのかなー。




街にはいろんなゴーストがいるので、彼らと話をするのも楽しかった。
ただ彷徨ってるだけのゴーストもいれば、特定の人間に取り憑いてるゴーストもいる。
実際、こんなにゴーストがウロウロしてたら発狂するだろうなあ。





一番笑ったゴースト↑

心霊番組の撮影中にカメラの前で「見えてるー?」とはしゃぐ男。
もうさっさと成仏しなはれ…



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