何が起ころうと壊れないカメラとメガネ
怖いと評判のホラー、Outlast。
その続編が出たので早速プレイしました。
前作は一応プレイステーションの公式サイトにソフトウェア情報として載ってはいますが、
ずーっと配信日未定のまま。
規制が厳しい日本では、この先も配信されることはないでしょう。
そのため、前作は諦めて動画を見ました。
今回、北米PSNアカウントを作ったので
念願の!Outlastデビュー!
主人公ブレイクは一般人で無力、何の対抗手段も持たない人。
いわゆる逃げゲーというやつです。
その代わりカメラに対する執着はすごい。何があっても手放さない。
いや何回かはカメラ奪われたけど。
ブレイクはメガネ男子で、しかも強度の近視っぽいので
水に飛び込んだり崖から落ちたりするたびに
(メガネっ、メガネは無事かー!?)と心配になったり。
難易度は『ノーマル』から『クレイジー?!』まで。
あの、ノーマルでもすごい死んだんですが。難しくないかこれ。
クレイジー?!とかどうなん…。
でもクリアしてから、とあるお方のプレイ動画を拝見しているのですが
とてもサクサク、そしてあまり死んでらっしゃらない。
なので、難しいと思っているのは私だけかも。
今作はカルト教団の村が舞台、女性も出てくる。
人民寺院の事件がモデル。最後の集団自殺シーンはまんま人民寺院です。
ゲームも難しかったし、ストーリーも難解でした。
聖書に詳しくないと更に難解。
一回クリアしただけの今、半分も理解してないです。
録画データも後半になるにつれて、逃げることに必死で
取り忘れが多くなってしまいました。
そんな状態でクリアした覚え書き。
教団が暴走してしまった一番の原因はブオーッというサイレン?の音だと思うんだけど
このサイレンについてほとんど触れられてないので、???な状態に。
村に辿りつく以前から危険なカルト教団だったし、クノース神父も元からのサイコ野郎。
それがサイレンのせいで本格的に狂った感じなんだろうか。
中には正気を保っている人もいるのが謎です。
クノースは村中の女性とセックスしては妊娠させ
あげくお腹の子はキリストの敵だと殺してしまう。
村では乱交、レイプが当たり前で
性病に罹っている信者が多く『穢れ人』として隔離されている。
彼らは性病とは知らず、神が課した試練みたいに思ってるらしい。
当然クノースもそうなんだけど、本人は性病の自覚があり
ちゃっかり薬を買いに行かせてるあたりあざとい。
そしてそんなクノースの行いに反発し対立しているのが教団の元№2のヴァル。
そこそこ手下がいるらしい。
ブレイクの妻リンのお腹の子(実際は妊娠してないけど)を
反キリストとして殺そうとするクノースと、それを守ろうとするヴァル。
ブレイクは何とかリンを連れて村から脱出しようとする…というのが目的、かな。
すごいザックリだけど。
もう全体的に胸糞悪くて血生臭くて汚い。
クノースの娘…名前何だっけな、あのおばさんに何回も股間にとどめを刺されましたよ。
そこまで執拗にせんでもええやん…。
正直、エログロ村パートだけだとキツかったですが
ブレイクは定期的に小学生時代のカトリックスクールにトリップするので、
学校パートがつかの間の休憩タイムに。
…後半めちゃくちゃ恐ろしい敵が出るまでは。
学校パートは心理的に恐怖を煽る演出が素晴らしくて
スクショをたくさん撮りました。
Tumblrにも同じのアップしましたが、こちらにも載せておきます。
先ほどチラと書きましたが
学校パートの後半に出てくる化け物が、敵の中でダントツに怖くて怖くて。
基本逃げることしかできないこのゲームの中でも、圧倒的な太刀打ち出来ない感。
コイツ、ラウターミルチ神父ですよね。
このシーンの後、全速力で追ってきて
こっちはトイレしか隠れる場所がなくて
そうしたら歌いながらトイレに入ってきて(それがめっちゃ怖い!)
個室のドアをバンバンするんですよね…ここで何回死んだか。
今もってコイツにつかまらずに逃げることができるのかわからない。
いつもトイレで捕まってゲームオーバーになり、その後トイレからやり直しになるので。
村パートで怖かった敵はヴァルの手下。
頭に何か被ってるのか頭から何か生えてるのか知りませんが(じっくり見ようとも思わない)
ともかく全裸。
「ウヒヒヒヒィ」「ヒヒィ、フヒー」などと笑いながら
集団で全速力で追ってくる。
怖すぎてかえって笑いが込み上げるほどの恐怖。
リンの出産シーン。
プレイヤー=ブレイクなので、ブレイクが見えているものしかこちらも見えない。
実際はリンのお腹も大きくなってないし赤ん坊も存在しないはず。
しかしクノースとリンの反応を見るに、二人も同じものを見ているんですよね。
ただ、エア出産で死ぬかなあ、ショック死とかなんだろうか。
赤ん坊はジェシカの復活ですね。
ジェシカはラウターミルチ神父からの性的虐待から逃れようとして
(あの怖がりようからして一度や二度ではない)
階段で足を滑らせて首の骨を折って死亡。
神父はジェシカを縊死に見せかけ遺書を偽装工作した。
真相を知っているのはブレイクと神父だけですよね。
この事件はその後ずっとブレイクを苦しめていたんでしょう。
ジェシカを助けられなかった罪の意識や、キリスト教(宗教全般?)に携わる人への不信感など
ブレイクの独り言に表れています。
終盤はリンとジェシカを混同するようにもなってる。
クノース神父(ラウターミルチ神父)を滅ぼす存在、ジェシカという訳なのかな。
皮肉にもクノースの言う通りなったんですね。
ブレイクは唯一の生存者になったわけですが
そのまま存在しない赤ん坊と共に、村に残るような気もします。
赤ん坊(ジェシカ)にはお前がついてる、大人に成長できる、生まれた目的をやり遂げられる、
みたいなことを言っているので。
それこそがブレイクが心の奥底で望んでいたことではないのかな。
ばーっと書きなぐって、かなり支離滅裂文章になってきたのでこの辺りでやめときます。
一回クリアしただけの感想なので、映像データを全て集めるとまた違う感想になるだろうし。
あと、勘違いしてた恥ずかしー!となる…はず。
先ほどあげたスクショのように恐怖演出が素晴らしく
映像だけでなく音楽もすごく良かったです。
敵に追いかけられている時のカーンカーンという鐘の音、
去勢おばさん襲撃BGMでは、女性の叫び声が入ってて怖かった。
ブレイクは追われている時や敵が近づいている時に息を乱れさせるのが、
本当に恐怖に震えている感じで、こちらにまで恐怖が伝わってくる。
画面が暗すぎて周りがよく見えないので
ブレイクが「ハアッ…ハッ…」と言いだして、敵が近くにいるとわかったり。地味に便利。
不満に思ったことは、
あまりにも死ぬので、死ぬことに慣れて怖くなくなり
だんだんダレてくる。
敵に見つかるイベント→逃げる、が多くて隠れることがほとんどない。
見つかったらどうしようというドキドキが味わえない等。
あと本当に真っ暗で何も見えないところがある。詰んだと思った。
イージーモードがあっても良かったかなあ…。
あまり難しいと、怖いというより腹立ってくるんですよね。
最後モヨモヨしたこと書きましたが
ホラーゲームとして一級品であることは間違いないです。
そのうち前作もプレイしたい。
積みゲが増えてきたので、当分先の話になりそうですが。
今はOutlast2の二周目したり、相変わらずFO4をやってます。
『Prey』を楽しみに待っているので新しいゲームはしていません。
Preyもホラーですね。
6月にはPS Vitaから『死印』が出ますし、しばらくホラー充が続きそうです。